時事中年

〜デイリー・ジャポン〜

ラジオリスナーの新規参入を阻んでいるのは、熱心なラジオファンかもしれない・・・「これくらいの人数が聴いていればいいんじゃない?」

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 私はラジオが大好きだ。母の介護の関係で、一日中ラジオはつけっぱなしなのだが、ラジオが聴かれなくなってきているという噂は、はっきりとしたデータはないが、耳にしたことがある。

 
 「こんなに面白いのに、もったいないなあ」と思うのだが、テレビのほうが好きだという人の気持ちもよくわかる。

 

 立川談志師匠が亡くなったとき、急に師匠のCDやDVDを買うにわかファンに、従来のファンは苦々しく思っていたようだ。「生きてるうちに聴けよ」と。

 
 でも私も師匠のファンだが、にわかでもいいと思った。その中でわずかな人数でも落語の魅力、談志の魅力を知ってもらうことができたなら、それはそれで素晴らしいことだと思ったからだ。

 
 で、ラジオだ。

 
 先日4月17日、「伊集院光とらじおと」に久米宏さんがゲストで出ていた。そこで伊集院さんと久米さんの一致した意見は「ラジオはいまぐらいの人が聴いていてくれればいいんじゃない? ちょっとあぶないこと言っても騒ぎにならないし」というものだった。この意見には私も頷く。あまり多くの人が聴くとたちまち炎上だ。

 
 熱心なラジオファンはやはりにわかを白い目で見るだろう。私もそうかもしれない。でも聴いてほしい。いまラジオを聴いている者は聴いていない者に対して勧めるべきか、この程度でとどめておくべきか、迷うところだ。制作者はもちろん数字がほしいだろうが、番組のクオリティを保つという意味では、リスナーは増えていいのか。パソコンでラジコを聴きながら考える晩春の夜であった。

 

のはなし

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