時事中年

〜デイリー・ジャポン〜

職員の皆さんはエントランスホールにお集まりください・・・喪主はつらいよ

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 先月、祖母が亡くなった。

 
 祖母には子供が6人いるのだが、介護をしたのも、老人ホームをいくつも回って探してきたのも母と、孫の私だった。 
 
 そんなロクでもない子供ばかりなので、亡くなってから荼毘にふすまで、私が全てやり(母は難病になり、これは私が今まだ介護している)もうわけがわからない忙しさ。悲しむ暇なんてない。 
 
 そんなとき、ちょっとだけ泣きそうになったことがあった。老人ホームから葬儀社が遺体を搬送するときのことだ。ホーム内に館内放送が流れた。

 
 「職員の皆さんはエントランスホールにお集まりください」

 
 あ、これが「死んだ人が出ましたよ」という合図なんだということがわかった。担当の職員さんや見舞いに行ったときに顔なじみになった人は冷静で、いつものことなんだろうなあと見ていた。が、おそらくまだ研修期間かもしれない、高校か専門学校を出たばかりの女性職員が何人が泣いていたのだ。 
 
 伊集院光の朝のラジオで、自由律俳句のコーナーがあり、そこに投稿されていた作品で「父のために泣く人を見て、泣く」という一句が以前あったのだが、血もつながっていない祖母のために泣く人がいてくれて、一瞬、泣きそうになった。

 
 もうすぐ四十九日。納骨式までは頑張る。終われば父と母の別居だ。腹に力を入れなければ。

 

親が死んだ5分後にあなたがしなければならないこと

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