時事中年

〜デイリー・ジャポン〜

「さわりのとこだけ歌って」・・・さわりってどこだ?

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 よくテレビなどで、歌手の方がゲストに出ると、司会者が「あの曲の”さわり”のところを少し歌っていただけないでしょうか?」などということがあります。 

 
 するとたいていの歌手は、曲の最初から歌い始めます。 
 
 これが違うらしいのです。 
 
 正しくは「さわり」とは「要点の部分」のこと。つまり、「サビ」の部分を歌わなければならないのです。 
 
 9月21日に文化庁が発表した「国語に関する世論調査」によりますと、「さわり」の意味について、53.3%と半数以上が本来の意味ではない「話などの最初の部分」と答えています(ただ、浸透しているため誤用とは言えないそう)。本来の意味の「話などの要点」と答えた人は36.1%だったらしいです。 
 
 その他の調査結果として「ぞっとしない」という言葉が挙がっていました。どういう意味か、みなさんはわかりますか? 実は、

 

  「ぞっとしない」=「面白くない」

 
 が、正しい意味だそうです。しかし「ぞっとしない」を「恐ろしくない」と答えたのは56.1%もいたそうです(これも、浸透しているため誤用とは言えないそう)。 
 

 また「存亡の機」と「存亡の危機」はどちらが正しいかを聞いたところ、正解の「存亡の機」と答えた人はわずか6.6%。83%が「『存亡の危機』が正しい」と答えたそうです。 
 
 しかし、知らない言葉って多いですねえ。例えば「煮詰まる」。「いやあ、会議が煮詰まっちゃって」などと使いませんか? しかしこの場合の「煮詰まる」は「結果が出ること」。本来はいい意味なのだそうです。 
 
 でも文化庁は「本来の意味ではないものも一般的に広まっているものは誤用とは言えない」としています。 
 
 ライターの永江朗さんは、その著書「不良のための読書術」の中で「デリコンを一冊胸に忍ばせて、意味を逐一調べる」ことを、本を読んでいるときに、意味がわからなかったら引くようにしなさい、と書いています。ちなみに「デリコン」とは、「デイリーコンサイス」の略で、小型の辞書のことです(シリーズには普通の辞書もあります)。

 
 この辞書のいいところは、ひとつの言葉にひとつの意味しか書いてないところです。例えば「すべからく」。これを「すべて」の高等表現に思っている方がかなりいますが、正しくは「すべからく」=「当然」という意味。デリコンには「当然」とひと言書いてあるだけ。他の余計なことは書いていないそうです(見たことがないので、本の解説そのまんまですが)。 
 
 日本人でさえ日本語がわからないんだから、英語の必修化なんて・・・批判になるからこのへんでやめましょう(笑)。

 
 (※本文中のデータ、及び文化庁のコメントは、ヤフーニュースより引用)

 

不良のための読書術 (ちくま文庫)

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